呪術高専東京校の2年生で、準一級呪術師。登場キャラクターの中でも身長は低めであり、銀色がかった白髪と紫色の瞳の少年です。術式「呪言」を使用し、発した言葉の通り対象を強制的に動かす力を持っています。
先天的に呪言を扱えますが、不用意に周囲の人に危害を加えてしまったことがあるため、現在は日常的に話す言葉の語彙をおにぎりの具に制限。「しゃけ」や「おかか」等の言葉だけで上手にコミュニケーションが可能です。口元は戦闘時以外は服の襟やマスク等で隠しており、狗巻家の呪印である「蛇の目」を口元に、「牙」を舌に刻んでいます。呪術高専東京校の中では、特級の乙骨に次ぐ実力者です。
狗巻棘は無口でほとんど言葉を発せず、たまに口にするのはおにぎりの具の名前だけです。これには狗巻棘が変わり者だからという訳ではなく、きちんとした理由があります。
狗巻棘は生まれつき呪言を使うことができたため、幼い頃は自分の意図とは反して周囲の人を呪ってしまうこともありました。しかしこのままでは周囲に迷惑をかけると判断し、不用意に人を呪わないためにと、語彙をあまり意味がないおにぎりの具だけにし、日常的な交流をしているのです。
言葉をおにぎりの具だけに限定すると意思疎通が困難だとも思えるのですが、ある程度付き合いのある人なら話が通じる様子。特に呪術高専の同級生や後輩たちは、狗巻棘が言いたいことをほぼ理解している様子で描かれています。
無口で無愛想なイメージが先行する狗巻棘ですが、好きなことは意外にも「悪ノリ」。アニメ版『呪術廻戦』のED後に放送されるミニコーナー「じゅじゅさんぽ」などでは、本編ではあまり見られない「悪ノリしてはしゃぐ狗巻棘」を見ることができます。
また、普段の性格は温厚で優しく、周囲への気配りを常に忘れない人物です。交流戦に備えた1・2年合同の訓練においても、パンダに投げ飛ばされる野薔薇を受け止めに行く優しい姿が描かれていました。
戦闘では術式の性質からも仲間の援護に回ることが多々あり、重要な局面で仲間のカバーをしています。呪術高専の生徒からは頼りになる同級生・先輩といったイメージだと言えるでしょう。
狗巻棘の優しさを表現するうえでは、本編の前日譚である乙骨入学時のエピソードも欠かせません。呪術高専に入ったばかりで、まだ呪術のことや任務のことについてよく分かっていない乙骨。そんな彼と2人で任務に向かった際、予定にはなかった強力な呪霊が出現してしまいます。
狗巻棘は何とか乙骨を呪霊から遠ざけようと奮闘し、そんな彼のやさしさに乙骨も徐々に心を開いていくのでした。実は、乙骨が入学した時点からずっと彼のことを気にかけていた狗巻棘。それまではなかなか狗巻の人柄が伝わっていなかったため誤解されていましたが、この任務を境に2人の仲は急速に深まっていきます。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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